「ぼせんかいき」と読む。文字通り川で生まれた魚が海に下り、一定期間を経て同じ河川系に戻る習性を言う。
自然状態では90%以上の高確率で母川に帰るので河川ごとに遺伝的隔離が生じ、各河川に特有の形質が保存される。
昔の市場関係者は鮭の顔を見て出生河川を当てた、という話を聞いたことがある。
千歳空港近くの「サケのふるさと千歳水族館」
水族館の裏手にある川におびただしい数の鮭が遡上している。
写真左上の赤と青のインディアン水車で捕獲された鮭はトラックで近くのサケマス孵化場に運ばれる。
この時期に訪れたのは2回目であるが初めて見る光景に圧倒されてしまった。

ここ数年不漁続きだったのでこの状況を久しぶりに見たと売店の方は話していた。
実際、今年のイクラの市場価格は安くなっている。
この現象が毎年続いてほしいと願うばかりです。