2017年 07月 26日
トランスポートのソフトウェアを v2.03 にアップデートしました。 最大の変更点は CDを DSD×2(1bit,5,644k S/s)にできる出力モードが追加されることです。 これで現状ではアップサンプラーの出番は無くなってしまったので、トランスポートからDACへダイレクト接続になりました。 今までvivaldiの音に不満など覚えたことは一度もありませんでしたが、正直驚きました。 これ程までの変化が起きるとは想像していなかったからです。 聴き始めは自分の体調を疑いました。 非常に見通しがいいです。 ピントがシャープになっているのは明らかですが解像感だけが出しゃばることはありません。 キレ過ぎない絶妙な解像感と言った方がいいかもしれません。 日本酒は米を磨いていくと最後は水みたいになると言われますが、 有機的な潤いをギリギリのところで残しながら磨きを止めた大吟醸の如しです。 低域の量感や質感を変えると高域の質も変化するのはよく経験しますが、 解像感が変わるとこれと同じようなことが起きるようです。 レンズで言うところのピントとボケの関係で、 オーボエやハープのキレのいい音色を中心にして周囲の弦やホールの響きが奥に向かって自然にデフォーカスしていき、 全体として今まで持ち得なかった立体感を獲得しています。 アップサンプリングにはそれなりの効果は感じていましたが今回は本当にシビレました。 体調に問題はありませんでした。
by gokurakutojigoku
| 2017-07-26 23:46
| デジタル
|
Comments(10)
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リベロ
at 2017-07-27 08:06
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かなり良さそうですね。また聞きにいかないと。
ところでアップサンプラー譲ってください^^
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gokurakutojigoku at 2017-07-27 11:48
リベロ殿、凄く良くなりました。オケの後ろの打楽器や金管が距離感をもって見通せるようになりました。
アップサンプラーも近いうちにDSD×2にバージョンアップする予定です。
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sankanchi at 2017-07-27 12:27
こんにちは。
デジタル音痴で意味不明ですが、「オーボエやハープのキレのいい音色を中心にして周囲の弦やホールの響きが奥に向かって自然にデフォーカスしていき、全体として今まで持ち得なかった立体感を獲得しています。」いいですねー。 寺島氏のレポートによりますと、こうした「音場(特に奥行き)」を希求して止まないフリークは10人に1人とか?(まあ、それほど再生音場での再現は難しいと云う事でしょう。) デジタルであれアナログであれ、音場が現れ前後感が出てくると実に安心して音楽に浸れます。 ホールでも左右の拡がりよりも、一番は前後感と高さ(上下)が再生音場と異なると思います。 Vivaldiですか。商品名も粋ですね!
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woo
at 2017-07-27 13:29
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う〜ん、進化が止まらないですねぇ😅
幸いにも(と言うか負け惜しみか^^;;)P0s(最終ヴァージョンアップはせず)と 心中しちゃってるのでアップサンプリングは基本的に無視してガラパゴス状態(笑) 元々我が家の音は吟醸の世界ではなく、醸造の世界(誰です”どぶろく”だろって 言ったの!)なので、吟醸音が聴きたい時は北海道詣での方が安上がり😬
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gokurakutojigoku at 2017-07-27 16:26
sankanchiさん、釈迦に説法ですが、文字のフォントのガタガタを滑らかにするのがオーバーサンプルなので、言ってみればアナログに少しでも近づけようと努力しているわけです。なのでDSDだのPCMだの言ってないでアナログやっているのが一番合理的なのかもしれません。
今までオーディオやってきて思うことは、あるラインを超えないと「音場」というものは意識しないですね。sankanchiさんは小生より「音場」を意識されているし、装置もそれに応えているように感じます。しかもジャズよりクラシックのほうが「音場」への欲求が大きいですね。一つのSPでジャズとクラシックの両立が難しいのは「音場」の欲求度の違いなのかもしれません。
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gokurakutojigoku at 2017-07-27 17:24
wooさん、私もジャズの場合クラシックほどオーバーサンプリングの必要性を感じないですね。
50年代~70年代のジャズなら特にそう思います。 wooさんちのバイタボックスは琥珀とシガーの世界。アヴァンギャルドはウオッカかなぁ。 いえいえ、どぶろくなんてとんでもない。モンク君の可愛がりかたは甘酒です。(爆)
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S藤
at 2017-07-29 17:41
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メーカーに出さないでソフトウエアアップグレードできるのは凄く便利ですよね。
メーカーもバグがあっても後日修正できる、ユーザーもソフトに起因する最新機能を享受でき、末永く使用できる。正にWINWINの関係ですね。
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gokurakutojigoku at 2017-07-29 19:00
S藤さん、仰る通り本当に便利です。今回のアップグレードも小さなバグの修正がプログラムされてました。こういう環境がデジタルオーディオ機器のスタンダードになってほしいです。
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sankanchi at 2017-07-31 10:17
おはようございます。
「しかもジャズよりクラシックのほうが「音場」への欲求が大きいですね。一つのSPでジャズとクラシックの両立が難しいのは「音場」の欲求度の違いなのかもしれません。」 同感です、というか、なかなか一般のオーディオ仲間には、理解してもらえないところでもあります。 クラシックでは、ステレオは奥行きと上下を、モノラル(再生はSP1本)では、前後感と抜けを希求しています。 同じSPでステレオとモノラルと欲をかいているので、カートリッジとフォノイコライザーで工夫するしかありません。 ジャズは、モノ盤で調整していますが、小生宅では不足は感じていません。 ですので、AUTOGRAPHでジャズやシンセサイザーの曲を聞かせろと言われると辛いことがあります。
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gokurakutojigoku at 2017-07-31 17:12
sankanchiさんこんにちは。
クラシックとジャズでは空間の再現欲求が違いますよね。 拙宅のJBLで鳴らすクラシックは「狭い」音がしますし、エールで鳴らすジャズは「場」が広すぎます。 sankanchiさん宅の2組のSPは共に同軸でしっかりした定位感は共通でも「場」は全くちがうのでしょうね。同じようなSPでも違う世界を描けるのがオーディオの楽しみですよね。 拙宅も両SPはできるだけ定位を出すためにユニットを近距離にまとめるように心がけています。 理想は「同軸の点音源」ですから、タンノイやアルテックの604シリーズはお手本です。 若いときはキノシタモニターのヴァーチカルツインは憧れました。 ただしですね、音源が部屋中に散らばったSPでも凄い定位感を出す、いや定位感を自在に操るツワモノが世の中には居ます。小生には逆立ちしても出来ません。 |
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