2013年 06月 19日
小生はクラシック音楽について殆ど知らない。 殆ど知らないということは少しは知っているのかと問われれば身も蓋もない。 まあ、アシュケナージの指揮が下手糞ぐらいはわかるけど。 最近リファレンスレコーディングというレーベルのCDを買った。 以前からマインド寺に置いてあって気にはしていたが、借りて家で聴いて驚いた。 この透明感はなんだ!? この情報量はなんだ!? 低音は空気を震わせ、高域は滑らかに伸びていく。 拙宅の発展途上装置を「完璧になりました宣言」しようかなと一瞬だけ思ったが、聴き込んでいくと次第に装置のアラも見えたりして・・・。 ただし他の優秀録音盤と違うのは、再生される音に不満があってもそれが録音ではなく再生側の不備であると不思議に思える所。 そう、信じる者はいつか救われるのだ。(お前はいつ救われるのか?という質問は決してしないでください。) 調べてみるとこのレーベル、 Keith O.Johnson という録音エンジニアが主宰している。 この人、「24bitデータを音質を損なうことなくCDの16bitに収める」"HDCD"の開発者なのだそうだ。 このレーベル、大植英治指揮+ミネソタオーケストラの録音を多数リリースしている。 実は指揮者、オケともに小生は名前すら知らなかったのだが演奏は凄くいいと思った。 しかし何分クラシックに造詣の浅い小生であるので圧倒的な音質にごまかされているのか やはり大植氏がすばらしいのか・・・と一瞬迷うくらいの録音の良さ。(大植英治をけなしているわけではありません。念のため。) HDCD なので HDCD 対応プレーヤーが理想だが未対応プレーヤーでも問題はない。 マドリガル・レビンソンの CDプレーヤーはハイエンド機では珍しくHDCD 対応だが、未対応のエソテリック P-03+D-03で再生した方がクラシックでは断然好みである。 圧巻はリファレンスレコーディング唯一の(おそらく) SACD盤。 小生が所有するクラシックCD中、ベストレコーディングと断言できそうである。 このレーベル、ジャズもリリースしている。 Keith O.Johnsonは果たしてどんな録音をしているのか。 凄い録音である。生々しいと言っても語弊はないと思う。 が・・・、”ジャズ”の音かと問われれば少し違うかな。 時々お目にかかる典型的なクラシック屋のジャズ録音のようなことはないが、groovy ではない。
by gokurakutojigoku
| 2013-06-19 13:39
| クラシック
|
Comments(5)
ボクはクラッシックは全くの門外漢なので
jazz HATを発注してみました♪
0
Commented
by
gokurakutojigoku at 2013-06-19 21:05
WOO様、書き込みありがとうございます。
jazz HATお聴きになってください。WOO様はどのように感じられるでしょうか? ピアニストのMike Garsonのスタイルもクラシカルなタッチでそれも影響していると思います。
ECM的な音なんでしょうかね^^
演奏の好みは在るものの、やはり録音そのものが 良くないとオーディオ的快感は味わえませんから^^ 聴かせて頂いてまたご報告するやも知れません♪ それから”さん”付けで充分ですので^^;;
Commented
by
gokurakutojigoku at 2013-06-20 12:46
WOOさんと呼ばせていただきます。小生も同様にお願いいたします。
ECMとは明らかに違います。敢えて言えば晩年の菅野録音に近いかな?と思います。北村英治(cl)のドリームダンシングという菅野録音がありましたがそれに似ているかな・・・。
gokurakutojigokuさん(と、早速^^;;)
フムフム、何となく見えて来ました^^ 実は昨日氏の録音の菅野邦彦のソロ盤”PORTRATE"を 聴いたばかりです(一応LP) 北村英二のその盤は聴いた事がありませんが、チョット 楽しみです♪ 色々ご教示有り難うございました^^ |
アバウト
カレンダー
最新のコメント
カテゴリ
フォロー中のブログ
外部リンク
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 08月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 最新のトラックバック
タグ
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||