信心過ぎて極楽通りこす

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カテゴリ:ジャズ( 18 )


2017年 01月 30日

TELEFUNKEN BLUES

ドラマーの Kenny Clarke 名義のアルバムです。

マイクに腰掛ける綺麗な御姉さんがいい♪

A面の”STROLLIN"から始まる4曲は Milt Jackson(vib)とFrank Morgan(as)等のセクステットで1954年11月、ハリウッド録音。

B面の"TELEFUNKEN BLUES"から始まる4曲は Milt Jackson(vib)とFrank Wess(ts,fl)等のセクステットで1955年2月、ニューヨーク録音

このB面の録音が Rudy Van Gelder がテレフンケンのコンデンサー型マイク U47 で録った録音です。

"TELEFUNKEN BLUES" は Ernie Wilkins の曲に Frank Wess が録音の良さに惹かれて名付けたんだそうです。

A面とB面は録音の質が全く違っていてA面はこの年代相応の音質で、B面の方は明らかにワイドレンジでHi-Fiです。

演奏の内容も秀逸です。

EMTのプリにテレフンケンの球を挿してドイツ系エンジニアの Rudy Van Gelder がこれまたテレフンケンのマイクで録った曲を聴く。

すべてドイツ繋がりでこれ以上の相性は無いかもしれません。
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テレフンケン恐るべし。真空管といい、マイクといい、その当時から凄い技術力です。

もっと驚きなのがこの U47 が現行品としてテレフンケン商標を取得したアメリカの会社で製造販売されていること。

今でも多くのミュージシャンやエンジニアがこのマイクを支持して使っているそうです。
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by gokurakutojigoku | 2017-01-30 00:35 | ジャズ | Comments(4)
2016年 11月 23日

Earl Klugh

2005年録音のアコースティックギターのソロアルバムです。
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この人、最初期を除いて一貫してアコースティックギターを弾き続けているはずで、

しかもピックを使わず爪だけで弾くという完全オーガニック指向。

鉛筆だけで描ききるデッサンを想像させる演奏ですが、常識的なモノトーンを超えた色彩を感じます。

少ない色使いで個々の色の彩度が上がるような、書画に捺された落款を思い起こす演奏です。
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録音は優秀で、セミアコにはないナイロン弦独特の優雅な音色はオーディオ的快感も満足させてくれます。







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by gokurakutojigoku | 2016-11-23 01:06 | ジャズ | Comments(6)
2016年 05月 06日

Milt Jackson 2

「Milt Jackson と言えば MJQ」 なんて言わない。

Milt の魅力の半分以上は 「MJQ の外」と断言してしまいましょう。

タキシードに身を包み淡々と演奏する様はヤマハの発表会みたいに感じてしまって

紫煙モクモクのジャズクラブには何と似つかわしくないことか!

MJQ の Milt は John Lewis の羽交い絞めを受けてクラシック的端正な演奏を強いられてきた、というのは半分ウソですが、

MJQ の活動がフラストレーションに感じていたのは事実のようです。

同時代の MJQ の外でのプレイは素晴らしい演奏が目白押しなのはフラストレーションが解き放たれ、

鬼嫁の目の届かない所でうさを晴らす旦那の気分だったのでしょう。

俺は「5時から男」と言わんばかりに縦横無尽にマレットを振り回し、時にはエレガントにロングトーンを駆使する。

彼の魅力は何と言っても ”ソウル、ファンキー、グルービー”

MJQ の ”抑圧” があったお陰で「外の Milt」はよりソウルフルになったとも言えるかもしれません。

下の4枚のうち"INVITATION" を除く3枚は Milt のビッグバンドです。

ビックバンドですから縦横無尽といよりは調和を重んじた演奏ですが、Milt は十分にソウルフルです。 
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"Big Bags" は、あの Tadd Dameron のアレンジで

Clark Terry, Nat Adderley, Jerome Richardson, James Moody, Jimmy Heath, Hank Jones, Ron Carter, Philly Joe Jones 等々が

繰り広げるブルージーなアーバンスタイルジャズがメチャいい!


"For Someone I Love" も凄い。

女性アレンジャー Melba Liston のもと、サックスレスオーケストラが Milt の舞台をお膳立て。

Clark Terry, Thad Jones, Julius Watkins, Jimmy Jones, Hank Jones, Richard Davis, Connie Kay 等々、

これで愚作のはずなし。


"Invitation" はセクステット。メンバーは実に濃厚です。

Kenny Dorham, Jimmy Heath, Tommy Flanagan, Ron Carter, Connie Kay, Vergil Jones

という豪華メンバー。

内容はケチのつけようがない。

Stella by starlight が秀逸。

以上3枚はリバーサイドに1962年6月から1963年8月の間に録音されており、Orrin Keepnews の入れ込みようが判ります。



4枚目はヴァーヴから Oliver Nelson & Jimmy Heath アレンジメント。

このメンツもごっつい。

Ray Brown, Jimmy Heath, Clark Terry, Jerome Richardson, Phil Woods, Hank Jones, Grady Tate, Al Heath その他

Milt と Ray のソロがメインでバックはひたすら脇役に回ります。1965年録音。

因みに録音は4枚共に☆☆☆☆☆









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by gokurakutojigoku | 2016-05-06 23:08 | ジャズ | Comments(4)
2016年 04月 20日

黄緑

EDDIE "Lockjaw"DAVIS   I only have eyes for you 

黄緑色と色っぽい眼差しで以前から気になっていたアルバム。

タイトル曲は勿論、B面も Don Pattersonのオルガンがご機嫌で楽しい。
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アナログ時代に日本盤は出てなかったと思うが何故だろう?

結構好きなんですがねー。


Johnny Hodges and his orchestra   Perdido
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エリントン楽団のスタープレーヤーJohnny Hodges の渋さを堪能できるアルバム。

ジャケットのカバーデザインにしびれます。



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by gokurakutojigoku | 2016-04-20 22:20 | ジャズ | Comments(4)
2016年 03月 01日

暴風雪

3月1日午後4時

家の周りはこんなもんです。
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明け方の風が凄かったので雪は吹き飛ばされましたが

日中は降ったり止んだり。

春は遠いです。


空も暗く、気持ちが沈むのでジャズ聴いています。
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BUDDY RICH "Swingin' new big band"

爽快です。

雪が降っているので昼間にしてはS/Nいいです。

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by gokurakutojigoku | 2016-03-01 16:49 | ジャズ | Comments(6)
2015年 12月 23日

Impulse !

今年もHALさんから千枚漬けの差し入れを受けました。

今年は蕪の出来が悪く、職人さんを苦しめたそうです。
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ところが食してビックリ!

いつもより美味しい。

蕪の出来が悪い分いつもより気合が入ったのでしょうか。

条件が悪くても商品の質は落とさない。

職人のプライドと意地を垣間見たような味わい深い千枚漬けでした。



先日エソテリックから "Impulse 6 GREAT JAZZ" がリリースされました。

前回の BLUE NOTE の音も凄いものがありましたが

今回の Impalse 盤の方が、より SACDリマスターの効果が鮮明に出ていると思います。
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もともとこれらはやや残響のある録音ですがこのSACDは前後の距離感やヘッドスペースの広さを感じさせるものです。

エソテリックの大間知氏も述べてますが、当時のマスターテープにこれだけの情報量が記録されているのは驚きです。

ここでも当時のエンジニアとリマスターを担当した大間知氏、杉本氏のプライドと意地を魅せつけられました。



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by gokurakutojigoku | 2015-12-23 01:45 | ジャズ | Comments(2)
2015年 09月 29日

Pim Jacobs

訳あって我が家に来た Come fly with me-trio Pim jacobs のオリジナル盤。
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以前寺島氏によって紹介され一躍有名になった”演奏の内容を伴った優秀録音”・・・・・だったかな?

1982年のアナログ録音らしいのですが、こんなのを聴いてしまうと「アナログ、デジタルという器なんてどうでもいいや」と思ってしまいます。

Pim Jacobsといえば奥様のRita Reys。

以前にも紹介しましたが、夫婦共演のアルバムは "Jazz pictures at an exhibition-Rita Reys and the Pim Jacobs trio featuring Kenny Clarke"が有名ですが

今回は "Our favorite songs-Rita Reys & trio Pim Jacobs"
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全曲、おしどり夫婦ならではのリラックスムードで本当に癒されます。


大雪山では積雪が始まっています。

暫くすると平地にも紅葉が降りてきます。







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by gokurakutojigoku | 2015-09-29 15:09 | ジャズ | Comments(4)
2015年 05月 29日

Tommy Flanagan

前回の Red Garland と同じくらい気に入っているのがこのレコードです。
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これも大変地味な演奏ですが、春に聴くには・・・、いや秋の方がいいかもしれません。

ゆったりとしたテンポでしっとりと聴かせるタッチは Flanagan の真骨頂だと思います。
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B面ラストの "In a sentimental mood" が秀逸です。

まさにそんな気分にさせられます。



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by gokurakutojigoku | 2015-05-29 00:07 | ジャズ | Comments(4)
2015年 05月 28日

春の恵み

最盛期のアスパラを求めて羊蹄山の麓へ。
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グリーンとホワイト。

砂糖入れたの?と聞きたくなるくらい・・・。

今夜は Rrd Garland 。

地味なレコードですが体に沁み渡るような魅力があります。

こうゆーの好きです。
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B面の "Spring will be a little late this year"

リリカルで春のうきうき感がいい。

今年の春は早かったですが。




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by gokurakutojigoku | 2015-05-28 00:40 | ジャズ | Comments(12)
2015年 05月 09日

Milt Jackson

MILT JACKSON "THE PROPHET SPEAKS" ミルトの晩年の作品です。

バックに Cedar Walton, John Clayton, Billy Higgins のリズムセクションを従えてブルースやバラードを円熟の技で聴かせてくれます。
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粘りのあるソウルフルな奏法は全く衰えを感じません。

代々注ぎ足した”鰻のたれ”の境地です。

先にも後にも彼以上のヴィブラフォン奏者は現れないでしょう。

1994年の録音で、音質も誇張の無いバランスの良さが魅力です。



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by gokurakutojigoku | 2015-05-09 00:28 | ジャズ | Comments(11)