信心過ぎて極楽通りこす

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カテゴリ:アンプ( 24 )


2017年 06月 28日

低域の量感

二か月前にエールのウーファーのパワーアンプを XA200.5 から XA160.8 に入れ替えた。

機種としてはグレードダウンだが肝心の音はどうだろうか。
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以前チャンデバのアッテネータを換装してから全体の音質は飛躍的に向上した。

ただし低域は締まり過ぎてもう少し量感があってもいいと思っていたが、

Mid Low に続き Low のパワーアンプを変えてその不満は吹き飛んでしまった。

今までウーファーのレベル調整はmaxで聴いていたが、

XA160.8 は低域の量感が豊かなので少し絞って聴いている。

Nordost ODIN2 の情報量と色彩感がパワーアンプによって更に増強されるような、

濃いスープの中を泳いでいる感じがあって多少戸惑っている。

これまで量感が出るように調整してきたので当然といえば当然なのだが・・・・・。

願わくばもう少しすっきりした佇まいであってほしいが

聞き慣れてくるとタイトな低域には戻れない独特の魅力がある。

クロスの変更もやってみたが上でも下でも明らかに質が低下する。

刺客の”くまモン”を迎えるにあたり悩みは尽きない。




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by gokurakutojigoku | 2017-06-28 00:20 | アンプ | Comments(4)
2017年 01月 25日

TELEFUNKEN

長野県の御大のブログを拝見して、「球の差し替え楽しそー」などと思っていると

何処からともなく現れてきました。こちらから探したわけではないのですが。
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しかし球については門外漢の小生がこんなブランド球に手を出すのは非常に危険です。

巷にはテレフンケンやムラードの偽物がは多く流通しているからです。

なかなか素性のはっきりしたテレフンケンは無いそうなので確信を得るために出来るだけ調べてみました。

取り敢えず解っているのは、元の所有者はご年配の方で1979年に東京のオーディオ店から新品を購入し

使わずに所有していた、いわゆる ”デッドストック”ということだけ。



同じ ECC83 (12AX7) ですが外観の違う2種類。

一見すると左が「スムースプレート」と右が「リブプレート」。

プレートの長さは左が17mm、右が14mm (本物は17mmでロングプレート)

ガラス面のプリントは、左の球はやや不鮮明で強く擦ると剥がれてきます。右の球はプリントがしっかりしています。

右はゲッターの面積が大きすぎます。
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横から見るとプレートの穴の位置が違います。

左のように長方形の穴の位置が上下に離れているのが本物とされています。

右は半円形の穴が中央に1個です。
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決定的なのは底面のダイヤマーク。(◇の刻印)

右には無く、S というプリントが。
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左のスムースプレートは本物で間違いなさそうですが、右のリブプレートは詳細は不明です。

テレフンケンの音質は昔から高評価だったようですが、1979年当時から偽物が出回っていたのでしょうか。




それで早速 EMT JPA66 の球を差し替えてみました。

緑のゴムリングは標準装備のスタビライザーリングです。

元々付属していた球は JJ です。

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想像していた以上に変わりました。これは見事と言うほかありません。

タイトですが痩せた音ではなく躍動感があります。

明快でヌケが良く、しかも力があります。シンバルにブラシが触れる音もきれいに分離します。

不思議と硬質感は全くありません。

では「偽物」の音はどうなんでしょう?

こういう聴き方は興味半分、怖さ半分です。もしもですよー、凄く良かったらどうします?

変な話ですが差し替えて第一声は”ほっと”しました。

「偽物」の名誉のため!? に言いますが、悪くはないです。ただ、対戦相手が強すぎます。

1日通電して翌日の冷静な感想としては、全体的に甘めです。「本物」ほど明快+ヌケの良さはありません。

ベースもやや膨らむのでウッドベースのランニングがイマイチ走りません。

付属の JJ は良くも悪くも中庸で常識的バランスですが、「偽物」はなんとなく大味です。

もし凄く良かったら二束三文で買い集めて密かに楽しむという夢は断たれました。










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by gokurakutojigoku | 2017-01-25 00:35 | アンプ | Comments(10)
2017年 01月 08日

PASS Labo XA160.8

年末に入れ替えしてエージングしていました。

エールシステムの mid low のパワーを PASS Labo XA160.5 から XA160.8 へ(写真の上から3段目)入れ替えです。

mid high にXA100.8 を入れた時は(上から2段目) 3way から 4way にチャンネル増設した時ですが、

今回のように単純な入れ替えは初めてです。
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XA100 から XA100.5 の時は S/N が改善され残留ノイズは大幅に減少しました。

XA100.8 は更に残留ノイズが減少しましたがそれにも増してシャープネスとビロードのような質感が同居するようになりました。

mid low はアッテネーターを開くと音が荒れるし絞ると響きが薄くなって苦労する帯域ですが、

XA160.8 も100.8と同傾向の音で、開いても荒れる感じがなくなって透明感と柔らか味が同居する優美な音になりました。
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mid low はレベル調整が一番難儀した帯域ですがこれからは「質」を気にせず「量」だけに神経を集中できそうです。

オーケストラは今まで以上にホールトーンが豊かで、なおかつ決して大味にならないところが最大の美点です。

このポイント8シリーズはスレッショルド時代も含めてネルソン パスの最高傑作かもしれない。









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by gokurakutojigoku | 2017-01-08 23:54 | アンプ | Comments(8)
2016年 07月 22日

XVR 1 のバリエーション

JBL システムに使っている XVR1
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写真左上の基盤番号の拡大

「PL42R1 REV1 COPYRIGHT 2002」

ICは白×3、フィルムコンデンサーは赤茶の丸みを帯びたもの。
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エールシステムに使っている XVR-1

「COPYRIGHT 2003-4 PL42 R2」

ICは黄色×2と白×1、フィルムコンデンサーは上と同じ。
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オーディオショップにある XVR-1

「COPYRIGHT 2003-4 PL42 R2」(基盤番号は拙宅のエールシステムと同じ)

ICは黒×3、フィルムコンデンサーは四角い赤。
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番号違いのもの、同じ番号で部品違いのもの、製造年によってバリエーションがあるみたいです。

音が同じなら気になりませんが、実はゲインと音色が違うみたいです。

通常のステレオ使いなら問題なしですが、筐体をそれぞれ左右に使うモノラル使いだと

左右の音と音量が違って聴こえます。


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by gokurakutojigoku | 2016-07-22 22:53 | アンプ | Comments(6)
2016年 02月 24日

アッテネータその5

以前 Pass labo チャンネルデバイダーXVR1 のアッテネータを東京光音製CP601に換装しましたが、

その変化は驚くべきものでチャンデバの物理特性が数倍良くなったような素晴らしさです。

(東京光音では連続可変型ポテンショメータと呼んでいます。)

しかしその後聴き込むにつれてエールシステムの音がタイト過ぎる印象を受けていました。

高域はほぼ満足できますが、低域はもう少し量感が欲しい感じです。

換装当時ナゾ男さんから上位機種の PC2500 シリーズの方が量感がありそうとの情報を頂いており、

その後の情報収集でも部品販売店等から同様の情報が得られていました。

低域の量感を改善しつつ中高域はほんの少しだけ潤いを加えたいという目論見から

ウーファーとその後の中高域に送るアッテネータのみを PC2508に換えてみました。
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低域の量感は大きく変化しました。

PC601使用時のツマミの位置はほぼ全開でしたが、換装後はやや絞ってバランスをとりました。

高域も潤いや滑らかさが加わっていい感じです。
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PC2500 シリーズはしっかりとした音の上に品のある粘りを感じます。

メーカーは両者共に同一のコンダクティブプラスチック抵抗基盤を使用していると言っていますが、

音の味付けはかなり違う印象を受けました。

ジャズなら PC600 シリーズ、クラシックなら PC2500 シリーズ・・・・・という単純なものではなさそうです。

この辺がオーディオの面白さです。



最近音合わせに使っている CD です。
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Arcadi Volodos (ピアノ)James Levine指揮 ベルリンフィル 「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番」

演奏、録音共にかなりの高水準です。


追伸というか訂正

先に、「音の味付けはかなり違う印象を受けました。」と書きましたが、基本的な味は同じです。

エージング不足でした。

違いは僅かな「ふわっ」とした暖かさです。

CP601の方が几帳面でキツさのない緊張感があります。




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by gokurakutojigoku | 2016-02-24 01:16 | アンプ | Comments(8)
2016年 02月 09日

Twenty

Ayre KX-R Twenty 発売時に KX-R のアップグレードサービスが同時にアナウンスされてました。

気になってはいましたが”その内”ということで死んだふりをしてきました。

周囲にアップグレードされた方が増えてくると色々な雑音が耳に入ってきます。

総じて「透明感や解像度が上がって、しかも力がある。」というご意見。

そんな二兎を得るような進化なのか?

では”そろそろ”と決心した後で別の事で迷ってました。

アップグレードか、入れ替えか。

どうせならということで、KX-R を下取りに出して、アップグレード費用 + α で Twenty を GET しました。
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250時間通電後にラックに収めて音楽信号を流しています。

日増しに硬さや雑味が抜けてくるのがよく判ります。

解像感や帯域の広さは明らかに一回り上です。

最も大きい変化は力強さです。

量感とは違う太いトルクのような、決して大味にならない重量感があります。

全体に横たわる重量感の上に、緩みのない陰影感が出てきます。



KX-R や KX-R Twenty の音は Cello のプリアンプと共通項があると思います。

一見全く違う個性にみえますが、聴き込むと目指している所はかなり近いのではと思わせます。

入力インピーダンスが1MΩという設計からもそれが伺えます。

使い始めて2週間程なのでまだまだ伸び代はありそうです。

完全に落ち着くまで数ヶ月はかかるでしょう。





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by gokurakutojigoku | 2016-02-09 22:06 | アンプ | Comments(8)
2015年 11月 14日

アッテネータ その4

古い機器にありがちなアッテネータのガリ。

回すたびに「ガサガサ」、下手をすると止めたい位置で通電しない。

フラストレーションを覚えながらの調整でした。


JBLに続いてエールシステムのチャンデバのアッテネータを換装して1週間が過ぎました。

今はレベル調整時の不快なガリは全くありません。
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このアッテネータ、通電直後は音が硬く、低域は量感が出ません。

5日目あたりから音がこなれてきて元のバランスに近づいてきました。

クラシックは明快さが加わり立体的な空間が感じられるようになりました。

低域の量感はもう一歩です。
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高域は明らかに解像感が上がりました。

全体的に明晰できめ細かい表現になってきたようです。

強いて言えばやや弦がきつく感じられますが部品の硬さがとれてないのかもしれません。

この辺は低域の量感も含めてもう少し時間をかけて観察することにしましょう。








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by gokurakutojigoku | 2015-11-14 22:18 | アンプ | Comments(4)
2015年 11月 08日

アッテネータ その3

アッテネータを替えただけでこんなに違うものかという想いと、

やっぱり変わるんだな、という想いが混在する複雑な気持ちです。

JBLに使っているチャンデバのアッテネータを換装して1週間が経ちました。
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今まで丸みを帯びたカドが、しっかりエッジを立てた印象で

解像度もヌケも良くなるという申し分ない音になりました。
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マルチアンプシステムに於いてチャンデバは「要」となる存在ですが

まさに扇の要を増し締めしたような緩みのない音で気持ち良く”Jazz”を堪能しました。
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隣の国では騒動になりそうなジャケットデザインですが・・・・・。

鼻詰まりの音と揶揄されるRon Carterベースは耳鼻科に行った後みたいです。

"Stella by starlight" の Harold Land のテナーサックスが何ともたまらんです。

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by gokurakutojigoku | 2015-11-08 23:01 | アンプ | Comments(14)
2015年 11月 05日

アッテネータ その2

Pass labo XVR1 のアッテネータのガリ問題はこのチャンデバを使う方々の共通した悩みだと思われますので

アッテネータ換装の備忘録として注意点をUPしておきます。


① アッテネータ(ポテンショメータ)の選定について

オーディオマインドでアンプ等の修理を手掛けているO寺さんに推薦されました。

「最近は良質な部品がなかなか手に入らないが、東京光音のアッテネータは品質的にも音質的にも満足できる。」そうです。

東京光音のHPをみると連続可変型ポテンショメータのページに CP-600 Series があります。

その中のデーターシート(英語版)の青いボタンをクリックすると、詳細のpdfが開きます。

左下の Output Law に減衰特性が示されています。

この中でTaper A か Taper B を選択しますが、B は純正品の特性、A は同じレベルで比べるとツマミは高い位置になりますので

S/Nは有利になります。

純正品は10kΩなので、CP-601 A 10kΩを選びました。

別ページに連続可変型アッテネータ CP-600 Series がありますが, これは使えないので要注意です。


② 換装の手順について(以下、ポテンショメータと呼びます)

先ず四角い本体に回転防止の半円形の凸があるのでこれを削り取ります。
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削り取った後
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ツマミを固定しているイモネジを緩めます。この六角はインチです。
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ポテンショメータを固定しているナットを外します。このナットもインチです。
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ワイヤーから古い部品を取り外します。
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被覆を7mm位剝きます。
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ポテンショメータの端子を J の字に曲げておきます。
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ワイヤーに15mm位に切った熱収縮チューブをあらかじめ差し込んでおきます。
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純正品と同じ位置にワイヤーを半田づけします。(正面から向かって左から赤、白、青)
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熱収縮チューブを熱して出来上がりです。
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半田づけする時は基盤の上に厚手の紙等をひいておいた方がいいです。

基盤に融けた半田が落ちるととんでもない事になります。

あとはポテンショメータを定位置に取り付けますが、ネジを切ってある部分が純正品より短いので

CP-601に付属するワッシャー1枚をかませてピッタリです。

シャフト径は純正品より細いので回転時に少しだけ偏心しますが気にはならないと思います。


以上ですが、この改造はあくまでも自己責任でお願いします。

何かあってもエレクトリは修理を受け付けないかもしれません。









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by gokurakutojigoku | 2015-11-05 01:06 | アンプ | Comments(2)
2015年 11月 03日

アッテネーター

Pass labo のチャンデバは音が良く調整範囲が広く使いやすいのですが、

レベル調整のアッテネーターがカーボン製で盛大にガリを発する欠点があります。

数年前にも純正のアッテネータを取り寄せ交換しましたが時間が経つと同じ症状が出てきました。

そこで今回は東京光音製コンダクティブプラスチック型に変えてみました。
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純正品は減衰特性がBタイプのようですが、二字曲線型のAタイプの方がツマミの位置を高い所で使えるので

音質的に有利との判断からAタイプを使ってみました。(マインド寺技術部長O寺さんの勧め)
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拙宅にはPass laboのチャンデバが5台あるので、先ずはJBLに使っている2台からです。
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ガリが消えたのは勿論ですが音も変わりました。

音色は変化ないですが基本特性が上がった感じです。

交換して気付いたのですが、純正品は音か滲むようなスッキリしない感じがあったようで

東京光音製は見通しが良くなって表情がクリアーになりました。

ついでに気になっていたLEDのパイロットランプも交換します。

海外アンプによくあることですが色も明るさも違います。
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近日中にエールのチャンデバも換装してみます。

エールの解像度がこの違いをどこまで出してくるか楽しみです。



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by gokurakutojigoku | 2015-11-03 21:40 | アンプ | Comments(8)